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zoom RSS TERADA闘病記 第2回

<<   作成日時 : 2016/05/10 17:54   >>

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CANCER <不意打ちのダメージ>


夜中に運悪く目が覚めてしまったばかりに、どこからともなく訪れる、孤独感にも似たような、なんだか気が遠くなりそうな、あの嫌な感覚。

そう。

なんだか心臓が暴れだしたかと思えば、血の気が引いていくかのような、そんな嫌な感覚。

自分が自分でなくなるのを阻止するかのように、首を左右に振り、頭を揺さぶった。

「NO」それが、オレの意思表示であり、オレに突きつけられた現実と格闘する覚悟だ。

つまり、負けねぇ―って意志なわけだ。

「腫瘍が悪性ならば癌です」
医師の言葉は、しっかりとインプットされてある。

OK

そのつもりで入院する。

もちろん恐怖はあったが、少し冷静に考えようと試みた。

自身の頭の中を整理するためにもね。

癌治療に関する知識なんて、ほとんど持ち合わせていなかったもんでさ。

悪いとこさえ取り除けば、元に戻るんだって単純な発想に落ち着いたわけよ(笑)

オレときたら、癌であっても切ったら大丈夫なんだろうぐらいに考えてしまっていたんだよね。

なんせ助かることしか考えていなかったからね。

当面の課題は、病名や、症状の原因を知り、
頭を切り替えられるのかということだったな。

これまでの生活から、ガラッと変わってしまうわけだからさ。




CANCER <ロードムービー>


なんだか、ピンときてない、浮き足立った感も否めないまま、少しばかりの合宿気分なんかも引きずりながら、入院当日をむかえた。

あきらかに両親の戸惑いのほうが大きかったんじゃないかな。

なにしろ貯金なし、ノ―フュ―チャ―(あくまでも世間一般的解釈からするとの話ね)な、ひとり息子の人生初入院ってわけだからさ。

この日ばかりは、さすがに面目ないってな感じでさ。

心なしか、オレも、しおらしく振る舞っていたような気がするよ。

気分的な話だけどね。

入院なんて暇なんだろうな〜なんて思っていたんだけどさ、案外そうでもないわけよ。

すべてが時間通りなわけだからさ。

こっちも自分のスケジュ―ルを、それにあわせて組み立ててみるわけだ。

オレの組み立てたスケジュ―ルってのは、こんな感じだ。

AM6時起床が決まりなんだけどさ、そこまで待ってらんないってな感じで、AM5時には起床しちゃってるわけだ。

消灯時間も当然早いからさ。

普段なら、まだ家に帰ってないような時間に消灯なもんでね。

まず朝起きたら、歯磨き、そして朝食を待ち構えつつ、ストレッチをする。

食後は決まってゴロリ横になる。

調子を崩してからというもの、肝臓が炎症を起こして腫れていることもあり、食後は吐き気がするもんでね。

朝昼晩、食後は決まって1時間ばかし横になっていた。

吐き気だけではなく、食後は肝臓への負担も大きいせいか、身体を動かすのが辛いってのも正直あったしね。

これは、あくまでもオレの個人的な自覚症状でしかないんだけどね。

まぁ、病室の4人部屋ってのは、1人あたりのスペ―スってのは、かなり限られた空間ってことになる。

自由度や、時間ってのも含めてね、でも、その状況を如何に快適に楽しむか、楽しめる空間にするかってのを考えるのも、なかなか面白いもんだったよ。

この場所での生活を、どれだけ心地良く過ごせるかってことに直結することだからね。

自由が良いなんて言ってみたところで、制約が一切ないところで生きていけるわけじゃないしね。

制約がなければ、自由ってもの自体が存在しなくなるって事になるしね。

モノは考えようだ。

出来るだけ足し算で考えたい。

だって、最低最悪の場合を想定して、それでも自身を奮い立たせなきゃならない場面も多々あるわけだしさ。

それなら可能性のあることに対しては、面白くしようと考えたいよね。

そうじゃないと擦り切れて、しぼんでいっちゃうだけだもんな。

ちなみに病院での入院生活中、まったくテレビを必要としなかったな〜。

テレビカ―ドを買わなければ観れないんもんでさ。もったいなくてさ〜(笑)

そのぶんCDは頻繁に聴いていたな。

この時期は特に…RCサクセション、ストリ―トスライダ―スを好んで聴いていた。

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